2011,06,01, Wednesday
【第36西村号】
ケーソン取壊しは第36西村号(25m3級砕岩浚渫船兼415t吊起重機船)により行います。 まず、ケーソンの側壁と隔壁のコンクリート壁を岩盤用ヘビー級バケット6.5m3で鉄筋ごと まとめてかみ砕き、撤去します。 次に、ケーソン底盤部はバケットの爪が刺さり込む程度まで砕岩棒によって亀裂を促して から、岩盤用ヘビー級バケットにより撤去します。 ![]() ▲ケーソン周辺捨石・ブロック等の撤去 ケーソンが転倒している場合は側壁をかみ砕くことができないので、砕岩棒で側壁を取り 壊しながら、岩盤用ヘビー級バケットにより取り除いていきます。 ![]() ▲ケーソン取り壊し 上部・胸壁コンクリートや水中コンクリート構造物については、砕岩棒で破砕・亀裂を促しな がらヘビー級バケットで取り壊して撤去します。 撤去したコンクリート塊は土運船(積載量1,200m3)に積込み、押航運搬して所定の場所へ 移動後荷降ろしします。 ![]() ▲取り壊しガラ撤去 ![]() 【第38西村号/第75西村号】 第38西村号と第75西村号による施工方法も第36西村号に準じた施工方法で行いますが、 硬土盤用ライト級密閉式バケット(6.5m3級)を有しているので、周囲への汚濁防止効果が 期待できます。 また、第38西村号と第75西村号は自船の泥艙(積載量1,200m3)に撤去したコンクリート 塊を積み込むことができるので、狭隘な施工箇所の場合には有利な作業船です。 【第27西村号】 第27西村号はブレーカーを搭載した作業船ですので、水中での取壊し作業に適しています。 また、ブレーカー先端はNETISに登録されているコアーチゼルを用いた油圧ブレーカーGH・GHE シリーズを装着しております。 第27西村号の甲板には700ton 積の積載スペースを設けておりますので、アタッチメントを交換 して取り壊したコンクリートを回収することもできます。 ![]() ▲ケーソン取り壊し(バックホウ台船)
| http://blog.a19.jp/nishimuragumi/index.php?e=200 |
| ケーソン取り壊し | 10:08 AM | comments (0) | trackback (x) | |
コメント
コメントする
|